「ちょっといいかげんにしてくれへん?」
と、いきなりこの美人妻オルちゃんに喧嘩を売ってくる輩がいる。
旦那だ。
「なんなの?いきなり?」
と、濡れた髪をタオルで拭きながら聞き返した。
「風呂上がりとはいえ、美人が髪乾かしながら全裸で歩いてたらさ」
「なによ」
「もよおしてもしかたないやん」
「なにがよ?尿意?」
「ちゃうわ!性欲や!」
ほんと、この人はそればっかりだわ。
「はいはい、ごめんなさいね、あなたの前では裸になりません」
「ちゃう、そーいうことちゃう」
めんどくさいわねぇ。。。
なんて思いながら、下着を取りにいこうとしたら、
「そうや、下着もや」
「なによ」
「最近、俺、洗濯干してるやん。しまってるやん?」
「はぁ、、ありがとう」
「その中には、オルのなんともいえない下着もあったりするわけよ。『何?この面積ないやつ』とかって。」
「あぁ、水着の下に着てたやつ?」
「しょうがないよね?」
めんどくさかったが、一応。
「なにが」
「もようしても」
「はいはい、じゃあ、下着は私よけて、自分で洗うわね」
「ちゃう!そうじゃないねんって」
「な・ん・な・の・よ!!?」
「全裸で歩いてください。闊歩してください。嬉しいです。」
「・・・きも・・」
「下着も洗わせてください。干させてください。しまわせてください。」
「きもちわるっ!!!!」
「高ぶりまくった俺とムスコに、どうか抱きしめさせてください」
絶句。言い方。
「はいはい」
テキトウな返事をし、服を着て、子どもたちと寝室で過ごしていた。
チビがいう、
「そういえばお母さん、今週末って父の日?」
「あぁ、そうね」
「何かするの?」
「じぃじにしようかなぁ♪」
「お父さんにもした方がいいよ!」
子どもの手前、しょうがないので聞いてみた。
「お父さん、何かほしいものあるの?」
「俺がほしいもの?それは1つ。
君だ・・・」
し~ん
なんか、ドヤ顔。
ハウルみたいに言ったわ、この人。
チビ「それはダメだよねぇ❤」
娘子「ねぇ💕」
チビ「美人のお母さんはわたさないよ😍」
娘子「ねぇ、お母さん😘」
ずきゅーーーん💘
オル、K.O.
両手に子どもで眠りましたとさ💋